学習院大学史学会 2015年度第3回例会

 歴史学において儀礼と権力の問題は重要なテーマとなっています。とくに支配者権力を中心とした、儀礼の機能の一部としての象徴機能や秩序形成に関する調査・研究が進展してきました。歴史における統治や支配の有した多様な機能についての理解を深める上で、支配者権力の象徴機能と秩序形成のあり方は重要な論点となっています。

 この問題を考える機会として、今年度の例会では「歴史のなかの儀礼と権力-支配者権力の象徴機能と秩序形成-」と題するシンポジウム形式講演会を開催いたします。

 このたびは研究の第一線で活躍する3名の研究者をお招きして、それぞれの時代と地域からご講演いただけることになりました。歴史のなかの儀礼と権力の問題を再考する絶好の機会となります。是非とも足をお運びください。

開催概要

会期
2015年12月12日(土) 13:30~17:50
開催地
関東 > 東京都
会場
学習院大学目白キャンパス 西5号館202教室[アクセス
〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
メインテーマ
歴史のなかの儀礼と権力-支配者権力の象徴機能と秩序形成-
公式サイト
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~hist-soc/activity/reikai.html
主催
学習院大学史学会
備考
※入場無料・事前申し込み不要
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プログラム 内容

開場 13:00

趣旨説明 13:30~13:35

第1部 13:35~14:20

北条氏権力の専制化と鎌倉幕府儀礼体系の再構築
-得宗権力は将軍権力簒奪を志向したか-
桃崎有一郎氏(高千穂大学商学部教授)

第2部 14:30~15:15

近世京都における朝儀の場の特性とその秩序-葬送を中心に-
岸泰子氏(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

第3部 15:25~16:10

国王儀礼にみる近世フランスの君主制秩序
小山啓子氏(神戸大学大学院人文学研究科准教授)

コメント(家永遵嗣教授・中野隆生教授)

質疑応答 16:20~17:50

※終了後、懇親会を予定しております

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