実相院門跡展 -幽境の名刹-

 京都洛北、岩倉の地に所在する実相院。そこは皇族や上級貴族出身の僧侶が住職となる門跡寺院でした。諸方面から尊崇された実相院には、格式の高さが窺える数多くの資料や建造物が残されています。
 平成27年3月に京都市文化財に指定された「実相院文書」は、中世に遡る門跡寺院の歴史を鮮やかに描き出し、文化の重要拠点であったことを物語る文学書とあわせて、歴史資料として極めて高い価値を有しています。
 また、江戸時代に活躍した狩野派の雄壮な襖絵や杉戸絵、表情豊かに気品溢れる仏像は、四季折々に美しい姿を見せる庭園とともに、その荘厳な空間を構成しています。
 本展覧会では、これらの資料を通して、秘められた門跡寺院の歴史に迫ります。

開催概要

会期
2016年2月20日(土) ~ 4月17日(日)
開催地
近畿 > 京都府
会場
京都文化博物館 4階特別展示室[アクセス
〒604-8183 京都市中京区三条高倉 TEL 075-222-0888
開館時間
10:00~18:00
※金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
公式サイト
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/jissoin/
主催
京都府、京都文化博物館、京都市歴史資料館、京都新聞
協賛・後援等
【特別協力】実相院
【後援】(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都
備考
入場料金:一般 1,100円(900円)、大高生 700円(500円)、中小生 400円(300円)
※上記料金で、2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。
※( )内は前売り、団体(20名以上)の料金
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案内チラシ

関連イベント

連続講演会「門跡寺院・実相院を読み解く」

第一線で活躍する研究者が、洛北の名刹・実相院の秘密に迫ります。

  • 奥平俊六氏(大阪大学/日本絵画史)
    日時:2016年2月27日(土)10:30~12:00
  • 廣田收氏(同志社大学/国文学)
    日時:2016年3月12日(土)10:30~12:00
  • 井上一稔氏(同志社大学/仏教美術史)
    日時:2016年3月19日(土)10:30~12:00
  • 宇野日出生氏(京都市歴史資料館/歴史学)
    日時:2016年3月26日(土)10:30~12:00

場所:各回 京都文化博物館3Fフィルムシアター
定員:各回 150名
参加費:無料(ただし、入場券または半券が必要です。)
※事前申込が必要です。先着順。各講演会、参加者1名毎にお申込みください。

往復はがきに住所、氏名(返信面にも)、電話番号と希望講演会番号を明記し、京都文化博物館内[実相院門跡展 講演会]係へ。または、京都文化博物館ホームページ「特別展イベント申し込みフォーム」からお申込みください。

学芸員によるギャラリートーク

2月26日(金)、3月11日(金)、3月25日(金)、4月8日(金)

※各日とも18:00から30分程度、展示室内にて行います。
※事前申込不要。当日の入場者に限ります。

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