寺社縁起研究会 関東支部 第117回例会

開催概要

会期
2016年3月1日(火) 13:00~
開催地
関東 > 東京都
会場
近畿大学東京センター 大会議室[アクセス
〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目8番16号 新槇町ビル13階 TEL 03-3274-1105
JR「東京駅」八重洲中央口 徒歩1分、八重洲地下街 地下18番出口
公式サイト
http://blog.goo.ne.jp/engi-kanto/e/5cbc9717f9a382d72d2d2dffa5a28f94
主催
寺社縁起研究会

プログラム 内容

研究発表1

興福寺南円堂の壁画に関する問題
小野佳代氏

【要旨】興福寺南円堂は弘仁四年(813)に藤原冬嗣によって創建された八角円堂である。『山階流記』南円堂条によると、平安時代の南円堂には、天台祖師の慧思と智顗、真言祖師の一行・惠果・善無畏・金剛智、法相祖師の玄奘らの祖師画が描かれていたという。本発表では、法相寺院の興福寺南円堂に、なぜ法相以外の真言や天台の祖師が描かれたのか、またその理由は何であったのかについて論じ、さらにこれらの祖師画の南円堂内における配置についても言及してみたい。

研究発表2

『赤淵大明神縁起』の創生-越前朝倉氏の始祖伝承-
木村祐輝氏

【要旨】『赤淵大明神縁起』は、一乗谷に鎮座した赤淵神社の来歴を記すのみならず、但馬日下部氏の起源譚でもある。本研究では、縁起の内容を検討するとともに、越前朝倉氏五代当主義景が縁起を作成した背景について考察する。

司会:藤巻和宏

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