全国大学国語国文学会 第110回大会(平成26年度冬季大会)
開催概要
- 会期
- 2014年11月8日(土) ~ 11月10日(月)
- 開催地
- 北海道・東北 > 青森県
- 会場
- 弘前大学 文京町地区キャンパス[アクセス]
〒036-8560 弘前市文京町1番地 - メインテーマ
- 「北」のものがたり―「北」の思考・心性の北方的なるもの―
- 公式サイト
- http://www.nacos.com/kokubun/taikai.html
- 主催
- 全国大学国語国文学会
【趣旨】
「北」の持つ地理的特性、風土的特性あるいは文化的特性のなかで生まれ、語られたものの価値とは何であろうか。かつて蛮夷の国として恐怖、怪異の対象であり、一方では都人の憧れの歌枕の国でもあった「北」は、そののち、制圧・支配の対象となり、物的・人的資産の供給地となる一方、景観・風景や名勝を提供する国々ともなった。
こうした環境と歴史の「北」に生まれたものがたりにおいて、「北」はどのように捉えられ、描かれているのだろうか。そこに「北」の独自性は、はたして存在するのであろうか。
物語、小説、伝説、芸能、宗教、思想、政治経済史にみられる北の思考、北の心性におけるその北方的なるものとは何か、という問いを通して、「北」に対する意識、表象の中から「北」の存在意義を確かめたい。
なお、ここでの「北」の範囲は、北奥、北東北を中心としつつ、東北以北、北海道をも含む地域を視野に入れている。