平成26(2014)年度上代文学会秋季大会
開催概要
- 会期
- 2014年11月29日(土) ~ 11月30日(日)
- 開催地
- 関東 > 東京都
- 会場
- 【11月29日】二松學舍大学 九段キャンパス[アクセス]
〒102-8336 東京都千代田区三番町6-16
【11月30日】早稲田大学 早稲田キャンパス[アクセス]
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 - メインテーマ
- シンポジウム「『万葉集』の組織をどう見るか」
- 公式サイト
- http://jodaibungakukai.org/07_autumn.html
- 主催
- 上代文学会
プログラム 日程
11月29日(土)14:00~17:30【シンポジウム】
会場:二松学舎大学 九段キャンパス 1号館507教室
テーマ:「『万葉集』の組織をどう見るか」
『萬葉集の構造と成立』(上・下)の著者、伊藤博氏が亡くなって十年が過ぎた。
氏が精緻に明らかにした『万葉集』の「構造」は、いかにも段階的な「成立」を思わせる。しかし伊藤氏没後の研究史は、「成立」過程を推測するのではなく、『万葉集』がそのように思わせること自体、すなわち『万葉集』全体がそうした「組織」を持つことの意義の解明を目指しているかに見える。今回は、それぞれの方法をもって論じられている諸氏に集まっていただき、今後の研究の方向性を模索したい。
パネリスト及び講演題目
- 歌の世界をあらしめる『万葉集』
明治大学大学院特任教授 神野志隆光 - 「構想論」が拓く地平
國學院大學兼任講師 城﨑陽子 - 解釈学の視点から見た『万葉集』の組織
新潟経営大学准教授 西澤一光
11月30日(日)13:00~17:00【研究発表会】
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館501教室
研究発表
- 倭建命物語における「建荒之情」の意義
國學院大學大学院博士課程後期 小野 諒巳
(司会 亜細亜大学講師 伊藤剣) - 大伴家持の対句表現―「物」の提示の方法として―
九州産業大学専任講師 田中 真理
(司会 フェリス女学院大学教授 松田浩) - 万葉第三期の空間把握―山部赤人「紀伊国行幸歌」を中心に―
甲南大学教授 廣川 晶輝
(司会 日本大学教授 梶川信行) - 多変量解析を用いた万葉歌の筆録者同定の可能性
大阪府立大学教授 村田 右富実
大阪府立大学講師 川野 秀一
(司会 専修大学教授 大浦誠士)