シンポジウム「マシンと読むくずし字―デジタル翻刻の未来像」
デジタルの世界で、昔の人が書いたり作ったりした文字を読む技術が注目されています。2019年秋、この最新技術をめぐって文系・理系の人々の橋渡しを目的に、実験授業「マシンと学ぶくずし字」を開催し、AlやOCR技術が、いかにくずし字(昔の人が使っていた文字)を学ぶ/読む助けになるかを目の当たりにしました。
そこで今回、さらに視点を広げて、この分野の最前線でどんなことが行われているのかを知る機会を持ちたいと思います。
現状の試みにはいかなるものがあるのでしょうか。
紙の時代の作業と何が違うのか、またこの技術が発展していくために必要なことは何か、種々の試みに通底する課題を踏まえ、この技術でどんな夢を描くべきか、一緒に考えたいと思います。
開催概要
- 会期
- 2020年2月8日(土) 13:00~17:00
- 開催地
- 関東 > 神奈川県
- 会場
- 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 シンポジウムスペース[アクセス]
〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1 - 公式サイト
- http://user.keio.ac.jp/~sakura/kuzushiji/
- 主催
- 慶應義塾大学教養研究センター
- 協賛・後援等
- 【後援】日本近世文学会
- ダウンロード
プログラム 内容
司会:宮川真弥(天理大学附属天理図書館司書研究員)
13:00 開会
13:00~13:30
津田眞弓(慶應義塾大学経済学部教授)
「実験授業<マシンと読むくずし字>報告」
13:30~13:40
凸版印刷株式会社「くずし字OCR」デモンストレーション
13:40~14:00
大澤留次郎(凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部)
「翻刻とAI-OCR」
14:00~14:30 休憩
14:30~14:40 「みんなで翻刻」デモンストレーション
14:40~15:00
橋本雄太(国立歴史民俗博物館助教)
「市民参加型翻刻の現状と将来」
15:00~15:30
海野圭介(国文学研究資料館教授)
「新日本古典籍総合データベースの現在と未来-画像・テキスト・共同利用」
15:30~16:00 休憩
16:00~17:00 全体討議
参加申込み
参加無料・登録制
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