第16回飯田市地域史研究集会「山里社会の歴史とくらし」

第16回飯田市地域史研究集会「山里社会の歴史とくらし」

 日本は国土の大半を山林で覆われています。近世には全国で63,000にも及ぶ村がありましたが、その中で山間部村落(山里)は大きな比重を占めていました。また、平野部の農業を中心とした村落や城下町などの都市にとっても、建築用材や肥料・飼料、薪炭などの供給源として不可欠な存在でした。今回の研究集会では、近世~近現代の飯田・下伊那の山里社会が、どのように成り立っていたのかを考えます。第1部では、近世~近代の山里社会を分析した研究報告をめぐって議論します。第2部では、木沢と清内路という2つの地域を取り上げ、その歴史と現在を考えます。

開催概要

会期
2018年8月25日(土) ~ 8月26日(日)
開催地
北陸・甲信越 > 長野県
会場
長野県飯田勤労者福祉センター(さんとぴあ飯田)[アクセス
〒395-0024 長野県飯田市東栄町3108-1 TEL 0265-22-7494
メインテーマ
山里社会の歴史とくらし
公式サイト
https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/39/kenkyushukai16.html
主催
飯田市、飯田市教育委員会
備考
資料代:500円(2日間共通)
※高校生以下無料・事前申込不要
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プログラム 日程

8月25日(土)10:00~17:00

第1部「山里社会-近世から近代へ-」

  • 報告「清内路郵便局と山里社会」
    小島庸平(東京大学)
    コメント:田中光(神戸大学)
  • 報告「近世初期の城下町建設と伊那の材木」
    吉田ゆり子(東京外国語大学)
    コメント:多和田雅保(横浜国立大学)
  • 報告「17世紀の榑木役の変質 ―脇坂飯田藩の榑木米を中心に―」
    前澤健(高森町立高森北小学校)
    コメント:羽田真也(飯田市歴史研究所)

※昼食後に芸術鑑賞を予定しています。

8月26日(日)10:00~12:30

第2部「山里に向きあう」

〈木沢地域をめぐって〉
  • 報告「文化的中核としての木沢小学校」
    多和田真理子(國學院大學)
  • 対談「木沢の歴史文化を未来につなぐ」
    松下規代志(木沢地区活性化推進協議会)、田嶋一(國學院大學名誉教授)
〈清内路地域をめぐって〉
  • 報告「近世清内路の村運営」
    坂本廣徳(「清内路―歴史と文化」研究会)
  • 報告「「清内路―歴史と文化」研究会の調査と出会って」
    原和信(清内路こども会)

関連展示を飯田市立中央・鼎・上郷図書館で8月25日(土)~9月27日(木)に開催します。

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