日本史研究会 2015年12月例会
開催概要
- 会期
- 2015年12月27日(日) 13:00~17:00
- 開催地
- 近畿 > 京都府
- 会場
- 京都大学吉田キャンパス本部構内 文学部新館2階 第3講義室[アクセス]
〒606-8501 京都市左京区吉田本町 TEL 075-753-7531
市バス「京大正門前」または「百万遍」下車 - メインテーマ
- 古代の生産・流通と国家・社会編成
- 公式サイト
- http://www.nihonshiken.jp/regular-meeting.html
- 主催
- 日本史研究会
- 備考
- 一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。
プログラム 内容
報告
- 5・6世紀の手工業生産と王権
菱田哲郎氏(京都府立大学) - 古代の木器生産
古尾谷知浩氏(名古屋大学)
戦後の古代史研究においては、「土台」である生産や流通といった視角からの研究が、長らく重要な位置を占めてきた。それは何も正倉院文書といった史料に向き合ってきた文献史学ばかりでなく、史料が少ないとされる古代において、かかる問題関心への接近を得意とする考古学においても同様であった。
しかし、考古学では今日までに様々な、そして重要な生産拠点遺跡の発掘・整理とそれに関する検討などが進む一方で、ここ十数年来の古代史研究では、生産・流通をテーマとする研究は、やや停滞している観が否めない。
そこで本例会では、改めて「生産と流通」をテーマに取り上げ、文献・考古の双方から再検討することとした。これを当該分野の再活性化の起点としていければと思う。