第4回 寺院資料調査 研究報告「修学・開帳・蔵書-近世を耕す」
寺院所蔵文献は近世のものが多くを占めています。その研究はこれまでに貴重な成果を生んできました。しかし、膨大な量ゆえに手つかずで残っていることが往々にしてあるのも事実です。これは我々の前にまだまだ豊かな土壌が横たわっていることを意味しています。この沃野を改めて掘り起こしていきたいと考え、近世文学・芸能研究の方々とも連携し、研究会を開催することになりました。本企画が文学・歴史・芸能・美術などの諸研究のさらなる実りへとつながっていくことを願っています。
開催概要
- 会期
- 2020年2月2日(日) 13:00~17:30
- 開催地
- 近畿 > 大阪府
- 会場
- 大阪大学中之島センター 講義室 702[アクセス]
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100 - 公式サイト
- https://jarsa.jp/jishiken202002
- 主催
- ●科学研究費補助金 基盤研究(A)「地方基幹寺院に於ける文献資料調査と経蔵ネットワークの研究」(研究代表者:中山一麿/課題番号:19H00529)、●科学研究費基金 基盤研究(C)「近世仏教説話集の知的基盤についての研究-寺院所蔵の出版物及び聖教との関わりから-」(研究代表者:山崎淳/課題番号:18K00293)
- 備考
- 参加無料、一般聴講歓迎
- ダウンロード
プログラム 内容
受付開始 12:40~
〔司会〕山崎淳(武庫川女子大学 教授)
- 林久美子(京都橘大学 教授)
清浄華院『日次帳』にみる宝永の泣不動開帳と境内の復興整備 - 木下智雄(高野山大学大学院 博士後期課程)
輝潭房鑁善の修学過程について―木山寺蔵『寺役中雑記』を中心に― - 川端咲子(神戸女子大学古典芸能研究センター 非常勤研究員)
志水文庫の仏教資料―近世仏教版画の整理をめぐって― - 藤巻和宏(近畿大学 教授)
菅原山天満寺宝珠院所蔵の近世写本・点描