第1回 覚城院聖教調査進捗報告会

第1回 覚城院聖教調査進捗報告会

 香川県三豊市仁尾にある大寧山不動護国寺覚城院は、室町時代初期に活躍した伝説的な僧増吽を中興とする真言宗御室派の別格本山寺院です。我々は近年、ここに所蔵されている古典籍類の悉皆調査に取り組んでおります。その結果、覚城院聖教は様々な視点から研究対象となり得る豊富な史料群である事が判明しつつあります。
 本報告会では、未だ大半が謎の覚城院聖教の中から、調査にあたっている各研究者が現在注目している史料や研究テーマの一部をはじめて報告致します。

開催概要

会期
2018年3月17日(土) ~ 3月18日(日) 13:00~16:30
開催地
近畿 > 大阪府
会場
大阪大学中之島センター 講義室 301[アクセス
〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 TEL 06-6444-2100
メインテーマ
―今目覚める、地方経蔵の底力―
公式サイト
主催
科学研究費補助金 基盤研究(B)「再興・布教から霊場化へ-増吽関連の寺院経蔵調査を中心に-」(課題番号:15H03181 代表者:大阪大学 中山一麿)
備考
参加無料、一般聴講歓迎
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プログラム 日程

3月17日(土)13:00~16:30

受付開始 12:40

  • 総論
    中山一麿(大阪大学 招へい研究員)
  • 覚城院における蔵書の収集 ―人名を手がかりに―
    平川恵実子(四国大学 非常勤講師)
  • 覚城院聖教にみる仁尾地域の寺社と覚城院
    柏原康人(大手前大学学習支援センター 非常勤職員)

休憩〔20分〕

  • 覚城院所蔵の神道関係資料について
    鈴木英之(北海学園大学 准教授)
  • 覚城院蔵『当寺鎮守青龍権現習事』の紹介
    伊藤聡(茨城大学 教授)

3月18日(日)13:00~16:30

受付開始 12:40

  • 地蔵寺聖教と覚城院聖教―蓮体研究との関わりから―
    山崎淳(日本大学 教授)
  • 表紙他の伝領墨書(署名) について
    牧野和夫(実践女子大学 教授)

休憩〔20分〕

  • 「覚城院宛増吽書状(二月三日付)」について―熊野参詣記事に注目して―
    川崎剛志(就実大学 教授)
  • 覚城院蔵『安居院憲基式口伝聞書』(仮題) について
    落合博志(国文学研究資料館 教授)

※各々発表30分、質疑応答10分を予定しております。

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