考古学研究会 岡山7月例会

開催概要

会期
2015年7月11日(土) 15:00~17:00
開催地
中国 > 岡山県
会場
岡山大学文法経済学部 講義棟14番教室[アクセス
〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1
メインテーマ
古人骨と三次元計測による最新研究~東アジアの人類拡散と大王墓の築造企画~
公式サイト
http://www013.upp.so-net.ne.jp/kouken/reikai-okayama.html
主催
考古学研究会
備考
資料代:300円

プログラム 内容

古人骨と三次元計測による最新研究
~東アジアの人類拡散と大王墓の築造企画~

  • 「新石器時代長江下流域における考古人類学的研究」
    岡崎健治(鳥取大学医学部解剖学講座)他

    新石器時代の長江下流域において水田稲作が始まったことを契機とする文化技術および人類集団の拡散は、中国大陸だけではなく日本列島にまで広く及んだと考えられている。これまで当地で出土した新石器時代人骨は非常に少なく、どのような集団によって水田稲作が営まれたのか、また、生業形態の変化が人体に与えた影響については不明であった。近年、上海市広富林遺跡から崧沢〜良渚文化期の人骨約150体が発掘されており、その整理・分析作業について報告する。

  • 「前方後円墳の設計原理を読み解く」
    新納泉(岡山大学社会文化科学研究科)

    三次元計測の技術の発達で、古墳の正確な形が把握できるようになった。前方後円墳の形は、中国由来の尺度にもとづく「歩」の基本単位と、直角三角形を用いた角度で決定されている。誉田御廟山古墳をはじめとする巨大古墳の設計原理を読み解くと、その背後にある「倭算」ともいうべき、当時の高度な知恵が浮かび上がってくる。
    ※大王墓の三次元計測図を一挙公開!

PageTop