伊都国歴史博物館・九州歴史資料館共同開催特別展「国境の山岳信仰-脊振山系の聖地・霊場を巡る-」

 福岡県と佐賀県の間に、東西に長く横たわる脊振山系。かつては筑前国と肥前国の境でもあったこの山系では、古来より山そのものへの信仰に基づく多くの聖地・霊場が営まれ、山系各所でその痕跡が確認されています。脊振山や九千部山、金山などのほか、糸島でも、山系に連なる雷山や浮嶽、二丈岳などに今もその名残があります。
 九州歴史資料館と伊都国歴史博物館の共同開催となる今回の展示では、脊振山系での地道な現地調査により明らかになった古代からの信仰の姿を、約60件の文化財を通し、最新の知見も交えつつご紹介します。

開催概要

会期
2016年1月30日(土) ~ 3月13日(日)
開催地
九州・沖縄 > 福岡県
会場
糸島私立伊都国歴史博物館 企画展示室[アクセス
〒819-1582 福岡県糸島市井原916番地 TEL 092-322-7083
開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
公式サイト
http://www.city.itoshima.lg.jp/soshiki/33/h27tokubetuten-kunizakai.html
主催
伊都国歴史博物館九州歴史資料館
備考
特別展観覧料:大人 300円、小中高生 200円
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主な展示品

  • 霊仙寺経塚・霊仙寺跡出土遺物〈佐賀県指定〉(吉野ヶ里町教育委員会蔵)
  • 「背振山」銘銅製経筒〈佐賀県指定〉(佐賀県立博物館蔵)
  • 背振山堺図(九州大学附属図書館蔵)
  • 武蔵寺縁起絵図〈福岡県指定〉(第一幅、武蔵寺蔵)
  • 鏡神社出土遺物〈唐津市指定〉(鏡神社蔵)
  • 菩薩形鏡像〈糸島市指定〉(個人蔵)
  • 【初公開】二丈岳出土経筒(糸島市教育委員会蔵)
  • 両界曼荼羅図(大悲王院蔵)
  • 雷山古図(大悲王院蔵)※会期後半(2月23日~)に展示

※期間中、一部資料については展示替えを行います

関連イベント

ミニシンポジウム(『伊都学』第8回)

「国境の山岳信仰 -脊振山系の聖地・霊場を巡る-」

報告者:
岡寺良氏(九州歴史資料館)
山本義孝氏(袋井市歴史文化館)
吉田扶希子氏(西南学院大学)

日時:3月6日(日)13:00~16:00
会場:伊都国歴史博物館 4階研修室
定員:100名(事前申込制・先着順)
参加費:300円

※伊都国歴史博物館へ電話にてお申込みください。

案内チラシ

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