密教研究会 平成29年度学術大会
今年は、密教研究会が設立された大正7(1918)年から数えて100年目の記念すべき年に当たります。それを記念して、講師に高木評元先生(高野山大学名誉教授)を講師にお迎えし、記念講演「大師の真言教学の起点-『請来目録』の教学的意義-」も開催いたします。奮ってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
開催概要
- 会期
- 2017年7月7日(金) ~ 7月8日(土)
- 開催地
- 近畿 > 和歌山県
- 会場
- 高野山大学[アクセス]
〒648-0280 和歌山県伊都郡高野町高野山385 TEL 0736-56-2921(代) - メインテーマ
- 記念講演「大師の真言教学の起点-『請来目録』の教学的意義-」
- 公式サイト
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- 主催
- 密教研究会
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プログラム 日程
7月7日(金)
午前の部 10:00~12:00
第1会場(高野山大学2F 第3会議室)
- 空海の文章における「医薬の喩え」と「医療観」
八木高秀(高野山大学密教文化研究所受託研究員) - 『諸阿闍梨真言密教部類總錄』の略称について
趙新玲(高野山大学大学院博士後期課程) - 戦時期日本が見た大陸の「密教」一「満蒙」関連画像資料に見る話表象一
高本康子(北海道大学スラプ・ユーラシア研究センター) - 初期密教における仏三尊の成立をめぐって
磯部武男(高野山大学大学院修士課程修了)
第2会場(高野山大学2F 第2会議室)
- 金剛乗における時輪教のヴァジラパーニについて
静春樹(高野山大学密教文化研究所委託研究員) - 『一切秘密燈広註』に闊する一考察一著者ヤショーバドラをめぐって一
大観慈聖(京都大学大学院修了) - 瑜伽行派における種姓の同義異語一『瑜伽師地論』を中心として―
岡田英作(京都大学非常勤講師) - 『中観五蘊論』に説かれる有部説の帰属をめぐって-カシミール有部の説か、非カシミール有部の説か-
横山剛(国際仏教学大学院大学特任研究員)
午後の部 13:00~17:00
第1会場(高野山大学2F 第3会臨室)
- 空海漢詩文研究「秋日觀神泉苑」の制作時期等の検討
中谷征充(商野山大学密教文化研究所受託研究員) - 天理人学附属天理図書館所蔵・教日師撰『授菩提心戒儀式』について
大柴清圓(高野山大学密教文化研究所専任研究員) - 空海『秘蔵宝鑰』第六住心に見える典故表現
南昌宏(高野山大学)
記念講演「大師の真言教学の起点-『請来目録』の教学的意義-」
講師:高木訷元先生(高野山大学名誉教授)
(聴講無料/どなたでも聴講していただけます)
総会 17:00~
会場:高野山大学2F 第3会議室
懇蜆会 18:00~
会場:大学ホール(大学食堂)
会費:3,000円(当日受付にてお支払ください。)
7月8日(土)
午前の部 10:00~12:00
第1会場(高野山大学2F 第3会議室)
- 輝潭房鑁善が相承した神道について一御流神道を中心に一
木下智雄(高野山大学大学院博士後期課程) - 『釈摩訶衍論自鈔』に説く無礙について
沼野直子(高野山大学密教文化研究所受託研究員) - 『宗義決択集』巻4「無尽荘厳蔵Jにおける法身観と、その問題点
高柳健太郎(高野山大学密教文化研究所受託研究員) - 中世期の真言密教学における五蔵曼荼羅の位置ー『駄都秘決鈔』の理解を中心に一
亀山隆彦(龍谷大学世界仏教文化研究センター)
第2会場(高野山大学2F 第2会議室)
- Guhyamanitilakaにおける女性尊格について
徳重弘志(高野山大学非常勤講師) - Vajrapradipaに説かれるバリ儀礼
松村幸彦(東北大学大学院専門研究員) - 蔵伝梵文写本流伝の歴史に関する一考察―13世紀梵文の手紙を手がかりとして一
加納和雄(駒澤大学専任講師)