創建1250年記念「奈良西大寺展叡尊と一門の名宝」

最終更新日：2017年7月4日
展覧会

　西大寺は、奈良時代に創建された官大寺を総称する「南都七大寺」の一つに数えられ、2015年に創建1250年を迎えました。奈良時代、聖武天皇・光明皇后の後を継いだ娘帝の称徳天皇が「鎮護国家」の思いを込めて開創し、東大寺などと並び称される寺格を誇りました。中世・鎌倉時代には、稀代の高僧・叡尊が出て、密教において戒律を重視した教え（後の“真言律”）を広め、「興法利生」をスローガンに独自の宗教活動を推進しました。その弟子の忍性は東国に赴き貧者・病人の救済にあたり、また後世には、江戸時代に大和生駒山・宝山寺を開いた湛海らの活躍などによって発展し、数多くの仏教美術の名品をいまに伝えています。本展では、西大寺をはじめ一門の各寺院に伝わる超一級の彫刻・絵画・工芸品などの優れた仏教美術を紹介します。

開催概要

会期

2017年7月29日(土) ～ 9月24日(日)

開催地

近畿 > 大阪府

会場

あべのハルカス美術館［アクセス］
〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階

開館時間

火～金 10:00～20:00
月土日祝 10:00～18:00
※入館は閉館30分前まで

休館日

7月31日（月）、8月7日（月）・21日（月）・28日（月）

公式サイト

https://www.aham.jp/exhibition/future/saidaijitemple/

主催

あべのハルカス美術館、真言律宗、総本山西大寺、日本経済新聞社、テレビ大阪、BSジャパン

協賛・後援等

【協賛】岩谷産業、損保ジャパン日本興亜、大伸社、三井不動産
【特別協力】神奈川県金沢文庫

備考

入館料：一般 1,300円、大学・高校生 900円、中学・小学生 500円

ダウンロード

案内チラシ

展覧会公式サイト　http://saidaiji.exhn.jp/

展示品の紹介

重要文化財塔本四仏坐像－奈良・西大寺蔵
西大寺創建後まもなく建てられた2基の塔（東塔・西塔）のいずれかの塔の初層に安置されたと伝えられています。4軀まとまって残存する貴重な仏像で、奈良時代後期を中心に流行した木心乾漆の技法で制作されています。
重要文化財愛染明王坐像－奈良・西大寺蔵
叡尊とその弟子たちが、西大寺に三宝（仏・法・僧）が永く伝えられることを求めて発願・結縁し、仏師善円が造立した愛染堂の秘仏本尊です。
※8/29～9/24展示
国宝興正菩薩坐像－奈良・西大寺蔵
荒廃した西大寺を鎌倉期に再興する中興の祖、叡尊（興正菩薩）の八十歳の寿像で、弟子達によって造立されました。
重要文化財吉祥天立像－京都・浄瑠璃寺蔵
奈良時代以来、「吉祥悔過」という法要の本尊として祀られ、普段は本堂厨子の中に秘仏として安置されています。美しい彩色が残されており、ふくよかな容姿は天平美人を彷彿とさせます。
※7/29～8/6展示

創建1250年記念「奈良西大寺展叡尊と一門の名宝」

開催概要

展示品の紹介

関連イベント

トークショー&講話

講演会・声明

講演「住吉大社（津守家）と真言律宗」

講演「叡尊と太子信仰」

声明

記念法要

称徳天皇忌

興正菩薩忌

講話

ギャラリートーク

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