特別企画展「立山の明治維新 -継承、そして創造-」
明治元(1868)年3月以降、明治維新政府は神仏を同じ場所で祀ることを禁止し、神道を国家公認の宗教にしようとしました。これが、「神仏分離」政策です。
こうした動きは、各地で仏閣を破壊し仏像や仏具を散逸させる廃仏毀釈を招きました。神仏が習合した「立山権現」を信仰する芦峅寺・岩峅寺両集落も例外ではなく、宗教者たちの活動に大きな影響を与えたといわれています。
このような激しい変化のなか、立山講社が結成され、やがて廻檀配札活動に似た活動や、立山曼荼羅の絵解きも再開されていきます。
今回の企画展では、明治初期の「神仏分離」と「廃仏毀釈」をうけ、社会や制度が大きく変わるなか、立山を信仰する「カタチ」を創造することが、現代の立山の信仰へとどのように受け継がれていったのか。各地に遷された仏像(下山仏)や仏具、古文書などを手かがりとして、先人の心に迫ります。
開催概要
- 会期
- 2018年9月15日(土) ~ 11月4日(日)
- 開催地
- 北陸・甲信越 > 富山県
- 会場
- 富山県[立山博物館] 展示館1階
〒930-1406 富山県中新川郡立山町芦峅寺93-1 TEL 076-481-1216 - 開館時間
- 9:30~17:00(入館16:30まで)
- 休館日
- 9月18日(火)、25日(火)、10月1日(月)、9日(火)、15日(月)、22日(月)、29日(月)
- 公式サイト
- http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/kikakuten.html
- 主催
- 富山県立山博物館
- 協賛・後援等
- 【共催】北日本新聞社
【後援】北日本放送、NHK富山放送局、チューリップテレビ、富山テレビ、滑川中新川地区広域情報事務組合(Net3)
【協力】富山近代史研究会 - 備考
- 観覧料:一般 200円、大学生 100円、高校生以下は無料
- ダウンロード
関連イベント
企画展担当者解説会
9月15日(土)、10月6日(土)・27日(土)、11月4日(日)いずれも14:00からを予定。