特別展「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」
京都市の南東に位置する醍醐寺は、千百年以上の歴史を持つ真言密教の名刹です。その歴史は、平安時代・貞観十六年(874)、理源大師聖宝(832~909)が醍醐味の水が湧き出るという笠取山に草庵を結んだことに始まります。開創以来、人々の願いをかなえる加持祈祷や修法を行う実践を重視する寺として発展し、ときの権力者たちの篤い信仰を集めてきました。こうした歴史を物語るように、醍醐寺には数多くの仏像や仏画、経典類が伝わっています。
平成28年(2016)、醍醐寺の長い歴史において初めて、中国で展覧会が開かれました。平安時代から江戸時代にいたる同寺の歴史と美術をたどる展覧会は好評を博し、上海と西安の二都市で80万人以上が来場しました。本展は中国での展覧会開催を記念して行うものです。
本展では、密教美術の宝庫ともいえる醍醐寺の寺宝から、薬師堂本尊である薬師如来および両脇侍像(国宝)をはじめ国宝・重要文化財を多数含む珠玉の仏教美術をご紹介いたします。加えて、豊臣秀吉による「醍醐の花見」ゆかりの品々や俵屋宗達らの華やかな近世美術も見どころです。約15万点の寺宝の中から選りすぐった名宝計104件(国宝32件、重文49件を含む)を一挙公開いたします。密教美術の頂点ともいえる名品の数々をご堪能ください。
(九州国立博物館ホームページより引用)
開催概要
- 会期
- 2019年1月29日(火) ~ 3月24日(日)
- 開催地
- 九州・沖縄 > 福岡県
- 会場
- 九州国立博物館[アクセス]
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7-2 TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル) - 開館時間
- 日曜日・火曜〜木曜日
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
金曜日・土曜日【夜間開館】
9:30〜20:00(入館は19:30まで) - 休館日
- 月曜日
ただし2月11日(月・祝)は開館。2月12日(火)は休館。 - 公式サイト
- https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s53.html
- 主催
- 総本山醍醐寺、九州国立博物館、福岡県、西日本新聞社、日本経済新聞社、TVQ九州放送、BSテレビ東京
- 備考
- 観覧料:一般 1,600円、高大生 1,000円、小中生 600円 【夜間割引料金】一般 1,400円、高大生 800円、小中生 400円 *夜間開館当日17時以降に当館券売所で販売。夜間割引料金で購入されたチケットで17時以前に入場することはできません。
公式ホームページ:http://daigoji.exhn.jp/
関連イベント
リレー講座「醍醐寺展をより楽しむための醍醐味講座」
日時:2019年2月9日(土)
内容:
①13:30~14:15
「じっくり味わう醍醐寺の仏画」
森實久美子(九州国立博物館主任研究員)
②14:15~15:00
「ホットでクールな醍醐寺の彫刻」
楠井隆志(九州国立博物館展示課長)
会場:九州国立博物館1階ミュージアムホール
定員:280名(申込不要・無料)