開館40周年記念特別展「南山城の芸能資料と人形浄瑠璃」
京都は、世阿弥や出雲阿国が活躍した伝統芸能の「ふるさと」として、能・狂言や歌舞伎などが現在も盛んに行われ、南座の顔見世に代表されるように国の内外からの観光客も集めています。
農村地帯の南山城でも能楽の源流である猿楽が鎌倉時代から行われ、江戸時代からは人形浄瑠璃の一座が興行するなど、豊かな芸能文化が花開いていました。今回の展示では、猿楽に由来する翁舞や人形浄瑠璃関係を中心に南山城地域に所在する多様な芸能資料を紹介します。また、今年は、近松門左衛門作の「心中宵庚申」の初演300周年にあたります。物語の舞台となった精華町植田の来迎寺に所在する「お千代半兵衛」の墓所なども紹介します。
開催概要
- 会期
- 2022年10月29日(土) ~ 12月11日(日)
- 開催地
- 近畿 > 京都府
- 会場
- ふるさとミュージアム山城(京都府立山城郷土資料館)[アクセス]
〒619-0204 京都府木津川市山城町上狛千両岩 TEL 0774-86-5199 - 開館時間
- 9:00~16:30
- 休館日
- 休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
- 公式サイト
- https://www.kyoto-be.ne.jp/yamasiro-m/cms/
- 主催
- 京都府立山城郷土資料館
- 備考
- 入館料:〔個人〕一般 250円、小・中学生 70円
〔団体〕一般 200円、小・中学生 50円 - ダウンロード
主な展示内容
- 南山城における芸能草創 ~猿楽、翁舞~
【府指定】高神社流記、長命猿楽資料、【木津川市指定】橋柱寺縁起絵巻 - 近松の名作「心中宵庚申」初演300年
- 南山城の人形浄瑠璃
【府登録】和束・巽座人形浄瑠璃資料 - 南山城の風流踊り
上狛精霊踊り資料、切山八幡宮花踊り図絵馬 ほか
関連イベント
文化財講演会「南山城の人形浄瑠璃-芸能集団の成立と用具-」
日時:11月13日(日) 13:30~
講師:大阪芸術大学非常勤講師 池田淳氏
※当日12:45からの受付(先着30名)となります。
文化財教室 「近松門左衛門『心中宵庚申』を読む」
日時:11月6日(日)前編、12日(土)後編 13:30~15:30
講師:京都府立山城郷土資料館 資料課主査 伊藤太
※10月19日(水) 9:00からFAXまたはメールにて申込開始
列品解説
日時:10月30日(日) 11:00~