国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」
現在世界各地で構築される大規模なデジタルリポジトリは、社会のあらたな知識基盤となり、諸分野の研究環境を急速に変容させつつあります。デジタルアーカイブと称されるデジタルレポジトリ構築の事業は、研究者が研究と教育に直接利用しうる環境を提供するものともなるため、従来のアーカイブ理解の枠組みを超え、各専門分野の知見を適切に反映させつつ進めるべきことが、近年重要な課題となりはじめています。米国大学図書館連合を中心とする世界的な大学図書館デジタルリポジトリ事業HathiTrustは、この課題にいち早く対応してResearch Center(HTRC)を設置し、各国のデジタル・ヒューマニティーズ研究者と連携しつつ、注目すべき成果を挙げています。本シンポジウムは、デジタルリポジトリ分野で世界の先端をゆくHTRCの共同所長 J. Stephen Downie イリノイ大学教授による基調報告に加え、日本の諸事業(国立国会図書館「デジタルコレクション」、国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」、SAT大蔵経データベース事業、東京大学附属総合図書館における研究教育への活用)を紹介し、日本におけるデジタルアーカイブの可能性と将来像を探ります。
開催概要
- 会期
- 2016年1月25日(月) 13:30~17:50
- 開催地
- 関東 > 東京都
- 会場
- 伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール(東京大学本郷キャンパス)[アクセス]
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 - 公式サイト
- http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/DHI/DHSYMPO201601
- 主催
- 【共催】東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター人文情報学拠点、国文学研究資料館、東京大学附属図書館、科学研究費補助金基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」
- 協賛・後援等
- 【後援】一般財団法人人文情報学研究所
- 備考
- 定員300名(無料)
同時通訳あり - ダウンロード
プログラム 内容
第1回人文情報学拠点シンポジウム/日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画共催事業/東大新図書館トークイベント16/科研費基盤研究(S)「仏教学新知識基盤の構築」シンポジウム
受付開始 13:00~
※会議全体に同時通訳が入ります
開催趣旨 13:30~13:40
基調講演 13:40~14:30
J. Stephen Downie(HathiTrust Research Center Co-director, イリノイ大学図書館情報学研究科教授)
Hahitrust研究センター:最新動向と新たな機会
The HathiTrust Research Center: Latest Developments and New Opportunities
講演 14:40~16:50
- 14:40~15:10
大場利康(国立国会図書館 電子情報部 電子情報企画課長) - 15:10~15:40
山本和明(国文学研究資料館 古典籍共同研究事業センター) - 15:50~16:20
下田正弘(東京大学大学院人文社会系研究科) - 16:20~16:50
堀浩一(東京大学附属図書館副館長、大学院工学系研究科)
全体討論 17:05~17:50
お申込みについて
事前参加申込み必須です。下記のリンクから参加申込みフォームをご利用ください。 なお、同時通訳サービスを受けたい(=同時通訳レシーバーを利用されたい)方は、1/18(月)までにお申し込みください。
参加申込みフォーム