日本女子大学文学部・文学研究科学術交流企画 シンポジウム 「定家のもたらしたもの-定家の築いた「古典」とは-」

 日本女子大学文学部・文学研究科学術交流企画「定家のもたらしたもの」は、2014年3月に第1回「継承と変容」、2015年3月に第2回「文字と仮名遣い」として開かれた。本シンポジウムはそれらに続き、第3回「定家のもたらしたもの-定家の築いた「古典」とは-」と題し、2016年3月に開催する。なお今回が本シリーズの最終企画となる。
 近代以前の日本において、文学は『古今集』『伊勢物語』『源氏物語』といった「古典」を絶対的な前提としたうえで、オリジナリティを作り出すものであった。その「古典」の成立に際し、定家から今までおよそ800年、その「古典」を受け継ぎ、読み解き、そして新たな創作が行われてきたという点で、定家の築いた「古典」はきわめて現代的課題と言える。
 本シンポジウムでは、『源氏物語』の書写による本文の提供、詠歌において依拠すべき「古典」の提示とその理解、さらには定家の教えそのものの神格化すなわち古典化について考えることにより、定家を軸にすえて「古典」の成立と展開を明らかにしたい。

開催概要

会期
2016年3月12日(土) 14:00~17:30
開催地
関東 > 東京都
会場
日本女子大学 目白キャンパス 新泉山館1階 大会議室[アクセス
〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
公式サイト
https://www.jwu.ac.jp/unv/faculty_department/humanities/japanese/news/2015/20160312_01.html
主催
日本女子大学文学部・文学研究科
備考
入場無料。事前申し込みは不要。
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プログラム 内容

開場 13:30~

パネリスト

  • 伊井春樹氏(阪急文化財団逸翁美術館館長・大阪大学名誉教授)
    『源氏物語』の本文と書写活動と
  • 浅田徹氏(お茶の水女子大学教授)
    書き入れ注記から見る定家の古典観
  • 杉本まゆ子氏(宮内庁書陵部文書研究官)
    古今伝受に見る定家

コーディネーター:高野晴代氏(日本女子大学教授)

案内チラシ

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