特別展示「祈りと救いの中世」
本展では、寺院に現存する貴重な古典籍を中心に、中世における信仰の実態と文学との関わりについて紹介します。国宝・称名寺聖教をはじめ、共催の神奈川県立金沢文庫や国立歴史民俗博物館、さらに多摩地域や各地の寺院に伝わる貴重な古典籍や絵画資料など約90点を出展します。展示資料を通して、当時の人々の極楽往生への祈りと地獄に対する怖れ、そして仏の救いへの切なる願いを読み解きます。なお本展示は、人間文化研究機構「博物館・展示を活用した最先端研究の可視化・高度化事業『列島の祈り』」によるもので、「列島の祈り」を共通テーマに、國學院大學博物館、神奈川県立歴史博物館、神奈川県立金沢文庫にて開催される展示と連携して実施いたします。そちらも本展示とあわせて、足をお運びください。
開催概要
- 会期
- 2018年10月15日(月) ~ 12月15日(土)
- 開催地
- 関東 > 東京都
- 会場
- 国文学研究資料館 1階 展示室[アクセス]
〒190-0014 東京都立川市緑町10-3 - 開館時間
- 10:00~16:30(入場は16:00まで)
- 休館日
- 日曜日・祝日、展示室整備日(11月14日)
- 公式サイト
- https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2018/10/--.html
- 主催
- 国文学研究資料館
- 協賛・後援等
- 【共催】大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、国立歴史民俗博物館、国際日本文化研究センター、國學院大學博物館、神奈川県立歴史博物館、神奈川県立金沢文庫、名古屋大学大学院人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター
- ダウンロード
関連イベント
ギャラリートーク
当館教員が、展示資料の解説を行います。(事前申込不要)
場所:国文学研究資料館 1階展示室
日程・担当講師:
10月18日(木)11:30~12:15 小林健二
10月25日(木)11:30~12:15 海野圭介
11月1日(木)11:30~12:15 恋田知子
11月8日(木)11:30~12:15 落合博志
11月15日(木)11:30~12:15 齋藤真麻理
特別展示関連セミナー
特別展示に合わせて、セミナーを開講します。(要申込)※定員を超えたため、申込みは締め切りました。
場所:国文学研究資料館 2階オリエンテーション室
10月18日(木)13:30~15:30
- 奥田勲(聖心女子大学・名誉教授)
「石山寺の「紫式部聖像」の復元と考察―なぜ「聖像」なのか」 - 海野圭介(国文学研究資料館・准教授)
「祈りの姿と和歌―院政期を中心に」
10月26日(金)13:30~15:30
- 猪瀬千尋(名古屋大学CHT 研究員)
「救済と音の世界―四天王寺念仏堂の系譜―」 - 恋田知子(国文学研究資料館・准教授)
「絵で読み解く地獄・極楽の世界」
「古典の日」講演会
日時:2018年11月3日(土) 13:30~16:00
会場:イイノホール
⇒詳しい内容はこちらをご覧ください。