早春展「石からうまれた仏たちー永青文庫の東洋彫刻コレクションー」

早春展「石からうまれた仏たちー永青文庫の東洋彫刻コレクションー」

永青文庫がアジアのさまざまな仏像を所蔵していることは、あまり知られていないかもしれません。当館の設立者である細川護立(細川家16代・1883~1970)は東洋美術に広く関心を持ち、中国考古や陶磁器ばかりではなく、中国の石仏・金銅仏、インドや東南アジアの彫刻をもコレクションに加えました。とりわけ北魏から唐時代におよぶ中国彫刻は、近代日本においていち早く中国美術を紹介・蒐集した早崎稉吉(1874~1956)の旧蔵品が大半を占め、各時代の特徴を表した重要な像が多く含まれます。
このたび専門家の協力を得て、これら東洋彫刻コレクションの調査を行いました。本展では、調査の成果に基づき、「菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしいぞう)」や「如来坐像(にょらいざぞう)」(いずれも重要文化財)をはじめとする中国彫刻、ほとんどが初公開となるインド彫刻を一挙に紹介し、あわせて個人蔵の貴重な中国金銅仏を特別に展示します。
昨今注目を集める日本の仏像の源流ともいえる、中国・インド彫刻。この展覧会で、ルーツを探ってみませんか。

開催概要

会期
2019年1月12日(土) ~ 4月10日(水)
開催地
関東 > 東京都
会場
永青文庫[アクセス
〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 TEL 03-3941-0850
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日
月曜日(但し1/14・2/11は開館し、1/15・2/12は休館)
公式サイト
http://www.eiseibunko.com/exhibition.html
主催
永青文庫
備考
入館料:一般 800円、シニア(70歳以上)600円、大学・高校生 400円 ※中学生以下は無料
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関連イベント

記念講演会「永青文庫の中国石仏―早崎稉吉が将来した名品―」

日時:2019年3月10日(土)13:30~15:00
講師:石松日奈子氏(本展監修者、東京国立博物館客員研究員)
会場:肥後細川庭園 松聲閣(東京都文京区目白台1-1-22)
※永青文庫に隣接。詳しくはこちら
定員:40人(先着順)
参加費:1,000円(友の会会員800円)※当日、現金でお支払いください。
申込方法:1/19(土)10:00より電話(03-3941-0850)にて先着順に受付

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