中世史研究会2019年度大会

開催概要

会期
2019年9月14日(土)
開催地
東海 > 愛知県
会場
名古屋大学文学部 237講義室[アクセス
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
地下鉄名城線「名古屋大学」駅1番出口から徒歩3分
メインテーマ
シンポジウム「佐藤進一の軌跡―いま、「中世国家」を問う―」
公式サイト
https://blog.goo.ne.jp/chuseishi/e/a11be5f9faccb62a8c4c5e540beec36d
主催
中世史研究会
備考
会場費:一般300円、学生100円

趣旨説明

 日本中世史の巨星であり、中世史研究会の初代代表委員であった佐藤進一氏が、2017年11月9日に亡くなった。享年百。主に東京大学文学部、名古屋大学文学部、中央大学文学部で教鞭をとり、戦前の『鎌倉幕府訴訟制度の研究』(1943年)から、戦後の『鎌倉幕府守護制度の研究』(1948年)、『室町幕府守護制度の研究』上・下(1967・88年)、『日本の中世国家』(1983年)に至る中世の政治史・制度史・法制史研究の著作成果は、20世紀の歴史学をどう導き、現代に何を課題として突き付けているのであろうか。佐藤氏が、石母田正に代表される戦後歴史学とのよき緊張関係のなかで自己の研究方法を確立していった時代背景を踏まえ、この機会に氏が描いた鎌倉政治史論・室町幕府論等を正面から検証するシンポジウムを、同氏らが設立した中世史研究会の主催のもと名古屋にて開催することの意義は大きいと考える。
 本大会では、近藤成一氏(放送大学)、渡邉正男氏(東京大学)、遠藤珠紀氏(東京大学)、水野智之氏(中部大学)に、佐藤氏の各研究分野の成果を批判的に検証する報告発表を行っていただくとともに、稲葉伸道氏のコーディネートによって討論(ディスカッション)を実施する。「佐藤進一の学問の軌跡」を検証し、その成果を全国そして未来の歴史学へ伝えていきたい。(文責:中世史研究会代表委員 鹿毛敏夫)

プログラム 内容

(開場 11:00)

総会 11:20~11:50

大会シンポジウム 13:00~17:50

「佐藤進一の軌跡―いま、「中世国家」を問う―」

13:00~13:10

開会・趣旨説明

13:10~16:40

  • 報告1:近藤成一氏
    「佐藤進一氏の鎌倉時代政治史研究について」
  • 報告2:渡邉正男氏
    「中世法と中世国家」
  • 報告3:遠藤珠紀氏
    「佐藤進一氏と「王朝国家」論」
  • 報告4:水野智之氏
    「室町幕府と中世国家」

16:50~17:50

討論(コーディネーター:稲葉伸道氏)

問い合わせ先

中世史研究会
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学文学部 日本史学研究室気付
TEL 052-789-2228
E-mail:chuseishiken☆gmail.com
(☆を@に変更の上、メールをお送りください)

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