第54回藝能史研究會大会
開催概要
- 会期
- 2017年6月25日(日) 10:30~17:30
- 開催地
- 近畿 > 京都府
- 会場
- 同志社女子大学 今出川キャンパス 純正館S014教室[アクセス]
〒602-0893 京都市上京区今出川通寺町西入 - メインテーマ
- 芸能史における「道成寺」
- 公式サイト
- http://www5b.biglobe.ne.jp/~geinoshi/taikai.html
- 主催
- 芸能史研究会
- 備考
- ※参加者には資料代として500円頂戴しています。
「道成寺」にまつわる物語は能における《鐘巻》や《道成寺》をはじめとして、舞踊、人形浄瑠璃、長唄、さらには民俗芸能など今日までさまざまな演(曲)目が芸能作品として制作されてきた。また、それぞれの芸能でも「乱拍子」や「鐘入り」といった「見せ場」があり、これまでにも数多くの研究成果がある。しかし、その多くが個別の分野での議論が中心となっており、道成寺や同寺にまつわる縁起には宮子姫の物語、道成寺縁起(安珍・清姫)、後日譚(白拍子の再訪)などとの関連などもあり、その歴史を踏まえた総合的な議論がなされてきたとはいえない。本大会では従来の研究成果を踏まえた上で、芸能史的視点に基づいた横断的な議論を展開したい。
プログラム 内容
一般報告 10:30
- 『法華験記』と道成寺 -鐘鋳勧進と説話の成立時期-
市岡聡氏 - 古浄瑠璃『原田』における地蔵信仰説話をめぐって
槇記代美氏
鑑賞 11:30
道成寺縁起絵巻絵解き
道成寺院主 小野俊成氏
総会 12:50
個別テーマ報告 13:20
- 芸能史における「道成寺」 -鐘巻と鐘入-
山路興造氏 - 能の「乱拍子」以前
松尾恒一氏 - 能『道成寺』の成立
小田幸子氏 - 近世語り物芸能のなかの「道成寺物」
-仮屋芝居『用明天王職人鑑』鐘入の段をめぐって-
阪口弘之氏 - 娘道成寺の位相
板谷徹氏 - 民俗芸能のなかの「道成寺」
吉村旭輝氏
シンポジウム 14:30
道成寺と「道成寺物」