特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」

特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」

踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた宗派です。一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、諸国を行脚(遊行)して、念仏札を配り(賦算)、布教につとめました。この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(1237~1319)でした。2019年に真教の七百年遠忌を迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会を開催いたします。
全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝が一堂に会します。なかでも、「一遍聖絵」は日本を代表する絵巻で、大判の絹地に当時の風景や人物が精細に描かれ、中世の歴史を語る上でも重要な作品です。全12巻を全巻公開します。

開催概要

会期
2019年4月13日(土) ~ 6月9日(日)
開催地
近畿 > 京都府
会場
京都国立博物館 平成知新館[アクセス
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527 TEL 075-525-2473
開館時間
火~木・日曜日 9:30~18:00(入館は17:30まで)
金・土曜日 9:30~20:00(入館は19:30まで)
休館日
月曜日
※ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。
※2019年4月29日(月・祝)から5月6日(月・休)までは続けて開館し、5月7日(火)を休館とします。
公式サイト
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html
主催
京都国立博物館、朝日新聞社、時宗、時宗総本山清浄光寺(遊行寺)
協賛・後援等
【協賛】京阪ホールディングス、竹中工務店
【協力】公益財団法人仏教美術研究上野記念財団、日本香堂、楽浪文化財修理所
備考
観覧料:一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 900円
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関連イベント

記念講演会

時間:13:30~15:00
会場:平成知新館 講堂
定員:200名
料金:無料(ただし「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」展の当日の観覧券が必要)
参加方法:12:00より、平成知新館1Fグランドロビーにて整理券を配布します。定員になり次第、配布を終了します。

4月13日(土)

「時宗教団の変遷」
講師:長澤 昌幸 氏(大正大学専任講師)

4月27日(土)

「一遍・真教の念仏思想」
講師:長島 尚道 氏(時宗教学研究所顧問/真光寺住職)

5月11日(土)

「国宝 一遍聖絵─旅と風景、その魅力と謎─」
講師:井並 林太郎(京都国立博物館 研究員)

5月18日(土)

「時宗のみほとけ─阿弥陀と祖師像を中心に─」
講師:淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)

5月25日(土)

「一遍聖絵に見る聖性と熊野信仰」
講師:遠山 元浩 氏(遊行寺宝物館長)

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