春季展「もう一人の茶道大成者 ― 古田織部」
千利休亡き後、秀吉によって「天下一」の茶人に指名されたのは古田織部でした。後に織部は、徳川二代将軍秀忠の茶の湯指南役となり、茶会の式法などを整備していきます。同時に「へうけもの」(ひょうげ物)と呼ばれた歪み茶碗や、織部焼の会席食器を茶会で用いるようになります。今回の展示では、利休と、もう一人の茶道大成者というべき織部が創案した道具から、その茶の湯に迫ります。また、茶書を通して、織部が始めた茶法が現在の茶の湯にどう受け継がれているかを明らかにします。
開催概要
- 会期
- 2020年1月18日(土) ~ 5月19日(火)
- 開催地
- 近畿 > 京都府
- 会場
- 古田織部美術館[アクセス]
〒603-8054 京都市北区上賀茂桜井町107-2 地下1階 TEL 075-707-1800
市営地下鉄烏丸線北山駅下車 4番出口 右折徒歩3分 - 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:40まで)
- 休館日
- 月曜休館(祝翌日休館)
- 公式サイト
- http://www.furutaoribe-museum.com/exhibition.html
- 主催
- 古田織部美術館
- 協賛・後援等
- 【後援】京都市、京都新聞
- 備考
- 入館料:大人 500円、大学生・高校生 400円、中学生以下 300円、未就学児 無料、団体(15人以上)100円引
展示茶書
- 『織部百ヶ条』巻
- 『古織伝』-岡村登々之助(大坂衆)著、版本
- 『草人木』-正保三年(1646)版、版本
- 『茶譜』-顕岑院旧蔵、写本
- 『茶話指月集』-写本
- 『茶之湯三伝集』-遠藤元閑 著、元禄四年(1691)跋、版本
- 『茶之湯六宗匠伝記』-遠藤元閑 著、寛保二年(1742)版、版本