「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展
長谷寺は、朱鳥元年(686)道明上人が天武天皇のために千体釈迦像(国宝・銅板法華説相図)を造立した本長谷寺を始まりとしています。神亀元年(724)に徳道上人が聖武天皇から勅を賜り、二丈六尺の十一面観音立像を造立して以来、観音の聖地として発展してきました。その盛んな有様は、平安時代の王朝女流文学や日記類からも知ることができます。長谷観音の信仰は、王朝貴族ばかりでなく庶民にも広まっていきます。徳道上人は西国三十三所観音巡礼の創始者ともされ、長谷寺も札所の一つとなり多くの巡礼者を集めました。
長谷寺は長い歴史の中で、観音霊場としての長谷寺のほか、真言宗豊山派総本山としての長谷寺、伊勢や春日、天神、あるいは修験道といった信仰との結びつきなど多様な側面を持ち、そこから生まれた美術を伝えてきました。
本展では、長い歴史の中で形作られた長谷寺の豊かな美術や、観音の美術、また長谷寺とかかわりの深い豊山派寺院の名宝、長谷信仰の広がりを示す長谷寺式十一面観音像の作例などを紹介します。
開催概要
- 会期
- 2016年2月6日(土) ~ 3月27日(日)
- 開催地
- 近畿 > 大阪府
- 会場
- あべのハルカス美術館[アクセス]
〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 - 開館時間
- 火~金 10:00~20:00
月土日祝 10:00~18:00
(※入館は閉館30分前まで)
休館日:2月8日、15日、22日、29日の月曜日 - 公式サイト
- http://www.aham.jp/exhibition/future/hasedera/
- 主催
- 真言宗豊山派総本山長谷寺、あべのハルカス美術館、日本経済新聞社
- 備考
- 観覧料:一般 1,300円、大学・高校生 900円、中学・小学生 500円
- ダウンロード
関連イベント
法話と声明
展覧会の開催を記念し、辻説法形式の法話と声明ライブを開催します。
ご自由に聴講ください。
開催日:2月21日(日)、2月28日(日)、3月6日(日)
時間:各日11:00~、14:00~(各回約1時間)
会場:あべのハルカス16階
法話:「長谷寺よもやま話」
講師:青木博芳僧正(総本山長谷寺教務執事)
声明:長谷寺僧侶
参加無料・聴講自由
ハルカス大学連携講座「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」
展覧会の開催を記念し、ハルカス大学とコラボレーションした講座を開催いたします。
開催日時:2月24日(水)14:00~15:00
会場:あべのハルカス23階セミナールーム
講師:米屋優(当館副館長)
定員:70名(事前申込制・先着順)
参加方法:
※お申し込みは、ハルカス大学webサイト(http://harudai.jp/)お電話(06-6622-4815)、もしくはハルカス大学受付(あべのハルカス23階キャンパスフロア)でお願いします。先着順、定員になり次第、締め切ります。
※参加は無料ですが、本展覧会(半券可)の提示が必要となります。
※講座当日13:30より、あべのハルカス23階交流スペースにて受付開始。