特別展「江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」
太平の世が続いた江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれました。一口に戯画といっても多種多様なものがありますが、本展では「鳥羽絵」をキーワードに江戸時代の戯画をご紹介します。
鳥羽絵は、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版され、その人気は明治にまで及びました。また、上方に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えています。鳥羽絵を洗練させたとされる大坂の「耳鳥斎(にちょうさい)」はもちろん、鳥羽絵本の影響を受けたと考えられる江戸の「北斎」や「国芳」、そしてその流れをくむ「暁斎」など、時代や地域により変化しながらも、笑いの感覚は脈々と受け継がれてきました。
本展では、そのような流れを追いつつ江戸時代の戯画のエッセンスをご覧いただきます。笑いを文化として発展させてきた大阪の地で、多彩な笑いの世界をお楽しみください。
開催概要
- 会期
- 2018年4月17日(火) ~ 6月10日(日)
- 開催地
- 近畿 > 大阪府
- 会場
- 大阪市立美術館[アクセス]
〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内) - 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし、4月30日(月)、5月1日(火)は開館)※災害などにより臨時で休館となる場合あり。
- 公式サイト
- http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/edonogiga
- 主催
- 大阪市立美術館、毎日新聞社、MBS
- 協賛・後援等
- 【後援】ベルギー大使館
【協賛】大和ハウス工業 - 備考
- 料金:一般 1,400円、高大生1,000円
- ダウンロード
関連イベント
講演会
2018年4月28日(土)
テーマ「鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎へ」
講師:秋田達也(大阪市立美術館主任学芸員)
2018年5月19日(土)
テーマ「エッ、笑える絵って!? 絵を見て笑うということ」
講師:田沢裕賀(東京国立博物館 学芸研究部長)
時間:各日とも14:00~15:30
会場:大阪市立美術館 1階講演会室
定員:150名
※申し込み不要、当日先着順、聴講無料。ただし、当日の本展観覧券が必要です。