特別展示「杭全神社神宮寺の秘宝」
神仏習合の美術 初公開
中世自治都市として知られる平野郷に社地を構える杭全神社は、平野郷の信仰の中核である大阪有数の神社ですが、明治の神仏分離まで、密教寺院の神宮寺でもあり、境内には堂塔が立ち並んでいました。
神仏分離後、廃仏毀釈の中で、神宮寺の堂塔は破却され、仏像や仏画などは失われしまうことが一般的ですが、杭全神社の場合は、仏像や仏画の一部が、奇跡的に神社に伝来しています。それらの中には、春日明神や過去七仏など非常にめずらしい仏像が含まれています。
これらの仏像や仏画は、通常は非公開ですが、今回、期間を限定して、特別に一般に公開していただけることになりました。このような公開ははじめての機会となります。
開催概要
- 会期
- 2018年6月27日(水) ~ 7月2日(月)
- 開催地
- 近畿 > 大阪府
- 会場
- 辰野ひらのまちギャラリー
〒541-0046 大阪市中央区平野町1丁目5-7 辰野平野町ビル(長谷工コーポレーション関西 地下1階) TEL 06-6231-0180
京阪電車・Osaka Metro 堺筋線 北浜駅5番出口から南東に徒歩5分(入口は敷地東側の階段下る) - 開館時間
- 13:00~16:00(入場は15:30まで)
- 公式サイト
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- 主催
- 大阪市教育委員会、大阪密教美術保存会
- 協賛・後援等
- 【共催】朝日新聞社
- 備考
- 観覧料:資料代100円 ※学生(大学生・専門学校生含む)の方は無料です。
※事前の申し込み等は不要です。ただし、観覧者の人数によって、入場をお待ちいただく場合がございます。
主な公開予定の文化財
- 木造春日明神立像
- 木造過去七仏像
- 木造鞍馬山僧正坊像
- 木造薬師如来立像
- 木造阿弥陀如来坐像
- 絹本著色牛頭天王画像
- 絹本著色熊野権現画像ほか 約30点予定
※各日、14:30より、大阪市教育委員会学芸員による解説を予定しています。
問い合わせ先
大阪市教育委員会文化財保護課
電話:06-6208-9168
ファックス:06-6201-5759