神戸女子大学古典芸能研究センター 公開研究会「説経節-情念の語り物-」
説経は煙滅して久しい。しかし、これほど日本人の心を捉えた語り物も珍しい。安寿とつし王、苅萱道心と石堂丸、しんとく丸と乙姫、誰もが一度は耳にした哀しくなつかしい物語である。街道筋を往還した語り物は、涙を滲ませて文字化され、絵巻や奈良絵本までもが生み出された。人智を超えるたくましい想像力が、日本人の情念を揺り動かした。説経研究の第一人者たちが、最新の成果を披瀝して、今後の研究動向をも見定めようとする企画である。
(古典芸能研究センターホームページより引用)
開催概要
- 会期
- 2015年11月28日(土) 10:30~16:30
- 開催地
- 近畿 > 兵庫県
- 会場
- 神戸女子大学教育センター 5階特別講義室[アクセス]
〒650-0004 神戸市中央区中山手通2-23-1
JR三ノ宮、阪急・阪神神戸三宮、神戸市営地下鉄三宮駅より北へ徒歩約15分。 - 公式サイト
- http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/geinou/07-exhibition3/20-sekkyobusi.html
- 主催
- 神戸女子大学古典芸能研究センター研究プロジェクト「日本古典芸能の横断的総合的研究拠点の形成」
- 備考
- 入場無料・申込不要
- ダウンロード
プログラム 内容
【実演と講演】
- 絵解きと説教
沙加戸弘(大谷大学名誉教授)
【講演】
- 語り物としての説経-その歴史をたどりながら-
阪口弘之(古典芸能研究センター特別客員研究員・神戸女子大学名誉教授)
【研究発表】
- 説経の基層-唱導説話からのアプローチ-
小林健二(古典芸能研究センター客員研究員・国文学研究資料館教授) - 絵画化された説経-絵巻、奈良絵本のさまざま-
川崎剛志(古典芸能研究センター客員研究員・就実大学人文科学部教授) - 説教者と身分的周縁
塚田孝(大阪市立大学大学院文学研究科教授) - 諸国の説経芝居
和田修(早稲田大学文学部准教授)
企画展「説経の展開-‘をぐり’を中心に-」(仮題)
場所:古典芸能研究センター2階展示室
期間:2015年10月13日〜12月11日
時間:10時~17時(土・日曜・祭日休室)