特集展示「筑紫の神と仏」

特集展示「筑紫の神と仏」

九州国立博物館開館15周年・大宰府史跡指定100年を記念し、特集展示「筑紫の神と仏」を開催いたします。本展は九州国立博物館が平成17年(2005)の開館以来実施してきた、大宰府学研究事業の成果をひろく発信するものです。
大宰府は「遠の朝廷」として九州全域を統括するとともに、対外交流の窓口として地方最大の都市機構を備えていました。都市では唐・新羅へと渡る遣唐使や遣新羅使、海外から渡航してきた使節団や商人等、多くの人々が行き交い、「天下之一都会」と称される繁栄を謳歌しました。その一方で、大宰府は「藤原広嗣の乱」をはじめとする政争の舞台にもなり、国外から伝染してきた「天然痘」等の病魔も猛威をふるいました。繁栄の陰で、深刻な社会不安も人々の傍らに常に控えていたのです。これらの不安に対し、古代の人々は神や仏に祈りを捧げ、平穏な暮らしを願いました。
大宰府史跡をはじめとする遺跡の発掘調査では、古代の人々が祈りを捧げた痕跡が頻繁に見つかります。神を象徴する巨岩に捧げられた宝物、多様な表情の顔が描かれた人面墨書土器、脚を打ち欠いて川に流した土馬等はその代表格です。
本展では、発掘調査出土品や寺社に伝わる貴重な文化財を基に、古墳時代より続く神祇祭祀や、新たに国家宗教となった仏教等の多元的な信仰の実態に迫ります。

(九州国立博物館ホームページより引用)

開催概要

会期
2020年6月2日(火) ~ 8月30日(日)
開催地
九州・沖縄 > 福岡県
会場
九州国立博物館 文化交流展示室 第6・7室[アクセス
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7-2 TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル)
開館時間
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
※毎週金・土曜日は20:00まで夜間開館(入館は19:30まで)
休館日
毎週月曜日 ※ただし8月10日(月・祝)は開館
公式サイト
https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre165.html
主催
九州国立博物館、福岡県
備考
観覧料:一般 700円、大学生 350円、高校生以下・18歳未満および満70歳以降の方は無料
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