特別展「開山1300年記念 聖なる山-六郷満山と仁聞-」
六郷満山は、養老2年(718)に八幡神の化身とされる仁聞によって開かれたという伝承を持つ国東半島の寺院群です。もとは宇佐神宮の神宮寺・弥勒寺の行場であり、永久元年(1113)にこれらの行場が比叡山の末寺となって以降、「六郷山」と呼ばれるようになります。仁聞は、「六郷山」にとっての「理想の行者」像であり、多くの寺院がひとつにまとまるためになくてはならない存在として、六郷満山の歴史の節目にたびたび登場します。
仁聞の伝承は現在の六郷満山寺院のみならず、宇佐国東地域はもとより、別府・日出や福岡県豊前地方など北部九州に広く残されています。仁聞にかかわる寺院は宇佐国東を超えて広がり、密接なつながりを持っていたものと推測されます。
本展では、六郷満山開山1300年を記念し、六郷満山の歴史の節目に登場する仁聞伝承を柱として、六郷満山の成立と展開、宇佐国東の文化とその広がりを紹介します。
(大分県立歴史博物館ホームページより引用)
開催概要
- 会期
- 2017年10月20日(金) ~ 12月3日(日)
- 開催地
- 九州・沖縄 > 大分県
- 会場
- 大分県立歴史博物館 企画展示室[アクセス]
〒872-0101 大分県宇佐市大字高森字京塚 TEL 0978-37-2100 - 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合はその直後の平日)
- 公式サイト
- http://kyouiku.oita-ed.jp/rekisihakubutukan-b/2017/09/1300.html
- 主催
- 大分県立歴史博物館、大分合同新聞社
- 備考
- 観覧料:一般 510円、高校・大学生 310円
関連イベント
記念講座
「仁聞菩薩と六郷満山」
講師:飯沼賢司(別府大学教授)
日時:平成29年11月11日(土)13:30~15:00
場所:大分県立歴史博物館 講堂
関連講座
「峯入りを終えて」
講師:隈井修道(国東市行入寺住職)
日時:11月3日(金)13:30~15:00
場所:大分県立歴史博物館 講堂
ギャラリートーク
学芸員が作品の解説を行いながら、質問などにもお答えします。
日程:10月27日(金)、11月14日(火)、11月25日(土)
時間:いずれも13:30~14:30
場所:大分県立歴史博物館 企画展示室
講師:菅野剛宏(大分県立歴史博物館学芸調査課長)、高宮なつ美(大分県立歴史博物館企画普及課学芸員)