シリーズ展6「仏教の思想と文化 -インドから日本へ- 特集展示:仏像ひな型の世界」
仏像などの彫刻をつくる際、仏師たちは「雛型」と呼ばれる模型を使用しました。大きな仏像をどのようにして効率的に彫るかを考えるため、または注文主である施主や発願者にみせる完成予想図としての役割などを果たしたのでしょう。
江戸時代には全国各地で膨大な数の仏像がつくられました。そうした江戸時代の造仏界をリードしたのが、七条仏師をはじめとする京都仏師です。今回の特集展示では、『大仏師系図』にもその名が記され、江戸時代から平成まで15代にわたって系譜を連ねた京都仏師・畑治良右衛門が伝えてきた雛型の数々を展観します。手のひらサイズの小さな雛型を通して、江戸時代の仏師の幅広い活躍を、手に取るように感じていただければ幸いです。
あわせてシリーズ展では、インドで誕生した仏教がアジア全域に広まり、日本の社会にも根づいていく約2500年の歩みを、大きく「アジアの仏教」と「日本の仏教」に分けて紹介します。
開催概要
- 会期
- 2020年1月9日(木) ~ 3月22日(日)
【前期】1月9日(木)~2月9日(日)
【後期】2月22日(土)~3月22日(日) - 開催地
- 近畿 > 京都府
- 会場
- 龍谷ミュージアム[アクセス]
〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前) TEL 075-351-2500 - 開館時間
- 10:00~17:00(最終入館受付は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(ただし、1/13、2/24は開館)
- 公式サイト
- https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2019/series_06/
- 主催
- 龍谷ミュージアム、京都新聞
- 備考
- 入館料:一般 550円、シニア 450円、大学生 400円、高校生 300円
※シニアは65歳以上
※中学生以下、障がい者手帳等の交付を受けている方、およびその介護者1名は無料 - ダウンロード
関連イベント
スペシャルトーク
講義室で学芸員が展覧会の見どころを解説します。
日時:2月1日(土)・3月21日(土)13:30~14:15
会場:龍谷ミュージアム101講義室
※事前申込み不要・聴講無料・観覧券必要(観覧後の半券可)
ギャラリートーク
展示室で作品を鑑賞しながら学芸員が解説します。
日時:1月18日(土)・3月7日(土)13:30~14:15
集合場所:龍谷ミュージアム2階展示室入口
※事前申込み不要・聴講無料・当日の観覧券必要