東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北-復興を支えた人々の祈り-」
東北初!! 東大寺の寺宝や史料を一堂に公開
--国宝17点、重要文化財25点
奈良時代に創建された東大寺は、その長い歴史において、二度にわたる災禍で大仏(盧舎那大仏)や伽藍の焼失と復興を繰り返しています。源平の争乱の際、平重衡の南都焼き討ちによって大仏殿はもとより、堂塔伽藍の大半が焼失しましたが、鎌倉時代に重源上人が中心となって復興を成し遂げました。しかし、戦国時代には奈良も争乱の舞台となり、再び中心伽藍のほとんどが焼失。大仏は百年以上も雨ざらしのままとなりましたが、江戸時代に公慶上人が全国を勧進し、多くの人々の力を得ながら再興が実現しました。その復興は新たな文化や歴史をも創造し、人々に勇気と希望を与えてきました。
東大寺や東北地方に残されてきた数々の史料や寺宝の展示を通して、東大寺再興の歴史が、震災からの一日も早い復興を願う東北の人々にとって、「未来への道標」となることを願って本展を開催します。
開催概要
- 会期
- 2018年4月28日(土) ~ 6月24日(日)
- 開催地
- 北海道・東北 > 宮城県
- 会場
- 東北歴史博物館[アクセス]
〒985-0862 宮城県多賀城市高崎1-22-1 TEL 022-368-0106 - 開館時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし、4/30は開館)
- 公式サイト
- http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=978
- 主催
- 復興祈念-東大寺展実行委員会(東北歴史博物館、河北新報社、仙台放送、日本経済新聞社、多賀城市)
- 協賛・後援等
- 【共催】宮城県、多賀城市教育委員会、NHK仙台放送局
【特別協力】華厳宗大本山東大寺
【学術協力】奈良国立博物館 - 備考
- 観覧料金:一般 1,500円、シルバー (65歳以上)1,300円、小・中・高校生 600円
- ダウンロード
展覧会公式サイト http://todaiji.exhn.jp/
関連イベント
講演会
※会場はいずれも東北歴史博物館 講堂(定員:280名)
※参加費無料、当日先着順(ただし、本展観覧券が必要)
①「重源上人模刻像制作秘話」
日時:4月28日(土)10:30~12:00
講師:狹川普文師(華厳宗管長・第222世東大寺別当)、三輪途道氏(彫刻家),篠崎悠美子氏(日本画家)
②「鎮護国家と東大寺」
日時:5月13日(日)13:30~15:00
講師:堀裕氏(東北大学大学院准教授)
③「東大寺の彫像-鎌倉復興期の作例を中心に-」
日時:5月27日(日)13:30~15:00
講師:岩田茂樹氏(奈良国立博物館上席研究員)
④「写真家から見た東大寺の魅力」
日時:6月3日(日)13:30~15:00
講師:三好和義氏(写真家)
⑤「貞観地震と東北の復興」
日時:6月17日(日)13:30~15:00
講師:佐川正敏氏(東北学院大学教授)
学芸員による展示解説
日時:会期中の毎週水曜日 13:30~14:30
講師:東北歴史博物館 学芸員
会場:東北歴史博物館 講堂
参加費:無料、当日先着順(ただし、本展観覧券が必要)