特別展「カミとほとけの姿-岡山の信仰文化とその背景-」
古来、日本人が信仰してきた「カミ」は、姿を見せないもの、または姿を持たないものとされてきました。6世紀中ごろ、仏教の教えとともに、仏像が日本へ伝わります。信仰の対象である「ほとけ」の姿をあらわした仏像の存在を知った人々は、これまで信仰されてきた「カミ」に対しても、具体的な姿を求めるようになり、神像を制作します。
神像と仏像には、厳しく、怖く見えるもの、静かに、優しく見守っているように見えるものなど、さまざまな表情を浮かべるものがあります。信仰の対象として制作され、現代まで大切に伝えられたその姿には、時代を超えて人々を惹きつける魅力が備わっていると言えるのではないでしょうか。
このたびの展覧会では、神像と仏像をはじめとした彫刻を中心に、岡山県を代表する宗教美術を
ご紹介します。
開催概要
- 会期
- 2016年9月9日(金) ~ 10月16日(日)
- 開催地
- 中国 > 岡山県
- 会場
- 岡山県立博物館[アクセス]
〒703-8257 岡山市北区後楽園1-5 TEL 086-272-1149(代表) - 開館時間
- 9:00~18:00(9月30日まで)
※9月9日のみ10:00開館
9:30~17:00(10月1日から)
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火) - 公式サイト
- http://www.pref.okayama.jp/kyoiku/kenhaku/nowExhibitions.htm
- 主催
- 岡山県立博物館、岡山県教育委員会
- 協賛・後援等
- 【共催】山陽新聞社、山陽放送
【後援】OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、oniビジョン、(公財)岡山県郷土文化財団 - 備考
- 入館料:大人650円、高校生200円、小人180円(5歳未満無料)、65歳以上320円
- ダウンロード
展示構成
第1章 仏の造形
第2章 <神>像の出現
第3章 釈迦と浄土へのあこがれ
第4章 密教の仏
関連イベント
※事前申込不要、聴講無料(入館料は必要)
特別講座「カミとほとけの姿」
※いずれも13:30~15:00、定員140名(先着順)
第1回 9月18日(日)
「岡山県の彫刻文化財」
講師:土井通弘氏(就実大学教授)
第2回 9月25日(日)
「岡山の平安仏、その特性を探る-中・四国所在の平安仏との比較において-」
講師:上薗四郎氏(笠岡市立竹喬美術館館長)
第3回 10月9日(日)
「神仏習合~アジア東部における神と仏の信仰と日本」
講師:吉田一彦氏(名古屋市立大学教授)
学芸員による展示解説
毎週土曜日、14:00~15:00