特別展「中世寺院の書物 ―聖教とそのかたち」
書物は作られる環境によって様々な形態を取りますが、寺院で僧によって書写された書物には、装訂や形態の面で寺院圏ならではの特徴があります。こうした寺院の写本は、本の歴史の上でも重要な…
書物は作られる環境によって様々な形態を取りますが、寺院で僧によって書写された書物には、装訂や形態の面で寺院圏ならではの特徴があります。こうした寺院の写本は、本の歴史の上でも重要な…
京都は、世阿弥や出雲阿国が活躍した伝統芸能の「ふるさと」として、能・狂言や歌舞伎などが現在も盛んに行われ、南座の顔見世に代表されるように国の内外からの観光客も集めています。 農村…
本企画展では、富士山を愛した「お札博士」スタールの生涯と、その通訳をつとめた九十九黄人との交流を紹介するとともに、スタールのコレクションを引き継ぎ、自らも収集を続けた黄人の富士山関…
千利休、古田織部の両者は、いずれも茶の湯を牽引した「天下一」の茶人であり、茶の湯の歴史に多大な影響を及ぼした、いわばカリスマ的なリーダーでした。 普遍的な美を現出した千利休、…
この展覧会では、仏像や仏画などに表されたほとけさまの「かたち」に注目します。ほとけさまはどうしてそのような「かたち」をしているのか、そこに込められた祈りや意味について、わかりやす…
古代以来、地域性豊かな歴史文化を育んだ出雲。その出雲において仏教文化の精華・仏像はいかなる展開を見せたのでしょうか。古代から中世に至る出雲国600年の仏像史をたどり、地域固有の歴史…
京から高野山へ至る街道の合流地点として栄えた歴史をもつ大阪府南部の河内長野市。当地には観心寺と金剛寺という真言密教の古寺があり、この地域における信仰文化の中心を担ってきました。南北…
貞享本當麻曼荼羅(重要文化財)は、奈良・當麻寺の根本本尊である綴織當麻曼荼羅(国宝、8世紀)の最も精密で色鮮やかな同大の写しで、江戸時代の貞享3年(1686)に完成しました。本展…
延暦7年(788)に伝教大師最澄によって比叡山延暦寺が創建されて以降、大津は日本仏教の中心地として膨大な質量の仏像・仏画が造られ、多くの作例がいまも現存しています。これらは、数多…