
特別陳列 覚盛上人770年御忌「鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興」
唐招提寺中興の祖と仰がれる覚盛上人は、鎌倉時代に叡尊等とともに戒律復興運動の中心となった僧侶です。唐招提寺の長老としての在任期間はわずか5年でしたが、その後の寺勢興隆の礎を築き、…
唐招提寺中興の祖と仰がれる覚盛上人は、鎌倉時代に叡尊等とともに戒律復興運動の中心となった僧侶です。唐招提寺の長老としての在任期間はわずか5年でしたが、その後の寺勢興隆の礎を築き、…
京都市の南東に位置する醍醐寺は、千百年以上の歴史を持つ真言密教の名刹です。その歴史は、平安時代・貞観十六年(874)、理源大師聖宝(832~909)が醍醐味の水が湧き出るという笠…
熊野三山の一つとして古来信仰を集める熊野速玉大社には、天皇や室町将軍等によって奉納されたおよそ1000点の「古神宝」が伝わります。神々に捧げられ、現在は国宝ともなっている古神宝を…
行ずる者、迎える家、つなぐ人びと―――。 葛城山系には『妙法蓮華経』の一品一品が埋め納められた二十八の経塚と、それらをめぐる途上で行者の心身を鍛え、山の持つ力にその身を浸す行場…
仏教文化や祭礼など、数多くの都の文化がもたらされた若狭。長い間、大切に守り継がれてきた文化財の数々は、平成27年に「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」とし…
横浜市は、昭和62(1987)年12月に横浜市文化財保護条例を制定し、市域の歴史や文化、自然を理解するうえで重要な価値をもつ文化財、史跡等を指定・登録し、その保存・活用を行っていま…
神奈川県立金沢文庫で管理する国宝・称名寺聖教のなかには、法要や勧進などの儀礼の場で読み上げられた、表白や説草(説教の台本)が多数残されています。それらは唱導資料と呼ばれ、中世の主…
明治元(1868)年3月以降、明治維新政府は神仏を同じ場所で祀ることを禁止し、神道を国家公認の宗教にしようとしました。これが、「神仏分離」政策です。 こうした動きは、各地で仏閣を…
茨木市東部に位置する補陀洛山総持寺は、西国三十三所巡礼第二十二番札所として、多くの参拝客が訪れる名刹です。その歴史は古く、平安時代の九世紀末に、中納言藤原山蔭によって創建されたと…
平安時代の歌人西行は、元永元年(1118)紀伊国田中荘(和歌山県紀の川市)の佐藤氏一族の家に生まれました。当初は佐藤義清という名前で、京都で院北面の武士として活動していました。23…